成人矯正

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成人矯正 Adult orthodontics

成人矯正

成人矯正は、すべての歯が永久歯に生え変わってからの治療です。第2期治療とも言われ、年齢としては12歳~13歳以降、当院では60歳くらいの方まで治療を行っています。

20~40代などの方も多く治療されています。治療意欲が高い方が多いので、子どもよりも矯正治療の効果が高く、早く治療が終わることもあります。

治療期間

治療期間は歯ならびの状態によりますが、一般的には1年〜3年、来院回数は12〜30回になります。
歯を動かす治療(動的治療)のあとに、後戻りを防ぐための保定を行います。
取り外しができる保定の装置(リテーナー)をつけるのですが、安定させるために2年以上リテーナーを使ってもらいます。

使用する装置

マルチブラケット装置
  

マルチブラケット装置

マウスピース型矯正装置
(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

よくある質問

矯正治療中に痛みはありますか?

装置の装着、調整後に痛みや違和感を感じることがありますが、多くの場合は数日で治まります。痛みが続く場合は、担当医に相談してください。

矯正治療の期間はどれくらいですか?

矯正治療の期間は個々の症例や治療法にもよりますが、一般的には1年半から3年(通院回数12回から36回)程度です。

矯正治療後にリテーナーは必要ですか?

矯正治療後には後戻りを防ぐためにリテーナーが必要です。リテーナーを使用することで、治療後の歯並びを安定させることができます。リテーナーの装着期間や頻度については、担当医の指示に従ってください。

矯正治療はどのように生活に影響しますか?

矯正治療は一時的に食事や話し方に影響を与えることがありますが、多くの患者さんはすぐに慣れます。また、装置が壊れやすい硬い食べ物や粘着性のある食べ物は装置が取れたりつまるので、避けてください。

矯正治療中の口腔ケアはどうすれば良いですか?

矯正治療中は、特に丁寧な口腔ケアが重要です。矯正装置が付いたら歯磨き方法を指導していきますが、お家での毎日の歯磨きも重要になります。

矯正治療中にスポーツや楽器演奏はできますか?

スポーツや楽器演奏は基本的に続けることができます。ただし、楽器やスポーツの種類によっては唇に傷がつきやすくなるので、心配があればご相談ください。

矯正治療を受けることで健康にどんな影響がありますか?

矯正治療により歯をきれいに並べると歯みがきがしやすくなるため、歯周病や虫歯の予防にもつながります。噛み合わせが改善されれば食べ物をよく噛んで食べることもできます。また、きれいな歯並びは心理的な自信にもつながります。

矯正治療に伴う一般的なリスク・副作用について

  1. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。治療についてよく納得された上で開始してください。
  2. 歯の動く速さには個人差があります。そのため、予想されていた治療期間よりも延長することがあります。
  3. ごく稀に歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  4. 様々な問題により、治療計画を変更する可能性があります。
  5. 矯正装置の装着・調整の後は痛みがあります。痛みは装置装着・調整後1週間程続くことがあります。
  6. 矯正装置は脱落することがあります。
  7. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
  8. 矯正装置により金属のアレルギー症状(全身の腫れやかゆみ)が出ることがあります。
  9. 治療中に顎の関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい、などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。
  11. 歯茎が下がることがあります。特に長期間にわたって重なっていた歯は、矯正治療を行うことで、ブラックトライアングル(歯と歯肉の隙間)が発生する可能性があります。
  12. ごく稀に歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死し、歯全体の変色が起こることがあります。
  13. 矯正装置を外す時に、歯の表面のエナメル質に微小な亀裂が入る、かぶせ物(補綴物)の一部が破損することがあります。
  14. リテーナーを指示通り使用しないと後戻りが生じます。
  15. 治療後に加齢や習癖、顎の成長発育、親知らずの影響により、リテーナーを使用していても咬み合わせや歯並びが変化することがあります。

マウスピース型矯正装置
(インビザライン)について

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、薬機法における医療機器として承認されておりません。また、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品で、アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社を介して入手しております。
  • 国内にも、マウスピース型矯正装置を作製しているメーカーがあります。インビザライン以外に、日本で薬機法の承認を得ている矯正装置を使った治療法があります。
  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証されています。